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毎年変わる扶養内についての年収は、とても分かりにくいですよね。私を含め、理系の薬剤師にとっては、かなり難しい分野で何を調べればいいのかもわかりにくいかと思います。
今回は、薬剤師ママに向けた最新版の扶養内勤務についての条件をわかりやすく説明していきたいと思います。
また、扶養から外れてしまったら、どのくらい損をしてしまうのか?1番損をしてしまう年収はいくらぐらいなのか?などについてもお伝えしたいと思います。
薬剤師ママなら、高時給でたくさんの求人案件があるので、是非今回の記事が参考になり、いい仕事についていただけたら嬉しいです。
目次
- 1. そもそも扶養内とは?
- 2. 税金上の扶養
- 3. 保険上の扶養
- 4. 扶養内で働くとは?
- 5. 扶養内で働くのがお得なのか?
- 6. 派遣薬剤師やパート薬剤師は、どこの会社で探すのがおすすめ?
- まとめ
1. そもそも扶養内とは?
扶養内とは、所得税や住民税の控除が受けられる税金上の扶養と、夫の社会保険や年金に加入できる保険上の扶養があります。
ただし、旦那の所得が1120万円を超えると、配偶者控除の恩恵が減るので、保険上の扶養についてを考えればよろしいかと思います。
また、年収が低い間は、住民税などよりも社会保険料のほうが高いので、保険上の扶養に重点をおいて年収を決めるが1番かと思います。
2. 税金上の扶養
一応説明しておきますが、わかりにくい方は、「5. 扶養内で働くのは、お得なのか?」と、次に説明する保険上の扶養を特に重要視してもらえたらと思います。
年収101万円未満
自分の給料の所得税・住民税ともにかからない
旦那さんの税金は、配偶者控除を受けれる
年収101〜106万円以下
自分の住民税がかかるようになる
年収103万円からは、自分の給料の所得税もかかるようになる
旦那さんの税金は、配偶者控除を受けれる
年収150万円〜201万6,000円未満
自分の住民税・所得税がかかる
旦那の配偶者控除から外れてしまうが、配偶者特別控除の範囲内には入ります。
どういうことかというと、年収150万円を超えることで、家計に大きな負担にならないような措置です。
一度に多くの税金がかからないように、年収150万円〜201万6,000円未満の間は、旦那さんへの税金の増え方が緩やかになるように配慮されています。
年収201万6,000円以上
すべて税金が発生するようになる
3. 保険上の扶養
保険上の扶養を考える場合は、年収106万円・130万円以上のラインから考える必要があります。
年収106万円以上
条件をすべて満たすと社会保険に加入する必要が出てきますが、薬剤師のパートであれば週20時間を超えたら106万円を優に超えると思うので、あまり気にしなくて良いかなとも思います。
一応条件も載せますが、130万円以上の説明に飛んでください。
社会保険に入る条件(年収106万円以上)
就労が、週20時間を超える場合
月額給料88,000円以上で年収106万円を超えそうな場合
1年以上継続して働く予定
従業員501人以上の企業の場合
学生ではない場合
年収130万円以上
年収130万円を超える場合は、条件に関わらず社会保険加入義務が生まれます。
例えば、東京で一般企業に働く40歳以下のママさんなら、年収130万円で、月々約15000円ほど社会保険料がかかります。(地域により金額がかわります。)
つまり、年収130万円だと年収106万円とあまり手取りが変わらないため、損をしやすい年収とも言えます。ここまで、働くなら扶養外でもっと稼ぐ方がよっぽどお得です。
(薬剤師の場合、106万円のときは、多くの場合で条件に当てはまらず保険料を払う必要がないため)
4. 扶養内で働くとは?
企業側が扶養内で気にする年収は、保険上の扶養なので、年収106万円もしくは、130万円を目安としています。
5. 扶養内で働くのがお得なのか?
薬剤師の時給は、多くの場合2000円以上で、多いと3000円を超えるというかなり高額となるため、必ずしも扶養内で働くのがお得とはいえません。
例えば、時給2500円で、週1回8時間だけ働くことにしましょう。4回しか働いていないのに、1か月で収入は8万円・年収は、なんと96万円となります。週2回働くと約200万円となります。
税金や保険料の扶養を考慮すると、薬剤師のパートで特に損をしやすい年収は、106万円〜156万円までの年収になります。
逆に考えれば、年収156万円を超えていくと、世帯年収の増幅につながります。
薬剤師のパートや派遣は、扶養内に抑える方が難しいため、思い切って扶養外も考えながらパートや派遣探しを始めるのもアリかと思います。
6. 派遣薬剤師やパート薬剤師は、どこの会社で探すのがおすすめ?
派遣薬剤師
派遣薬剤師を探すのにおすすめなのは、ファルマスタッフです。ブランクのある可能性のあるママにも働きやすい、未経験OKの案件が充実しているからです。
最初から高度な技術や能力を求められると、育児も家事もあるので負担が増加してしまいます。無理なく働ける環境を探すなら、是非ファルマスタッフでどんな案件があるのか見てみてください。
パート薬剤師
パート薬剤師は、派遣薬剤師と異なり、長期的に働くことが多いです。通勤時間・就労時間や曜日などこちらの都合に合う案件を探すことがマストとなります。
パート薬剤師を探すのにおすすめなのは、エムスリーキャリア(薬キャリ)です。案件の豊富さに加えて、交渉力が高く、こちらのニーズを上手に相手側に伝えて話を通してくれます。
育児や家事、介護など事情がある方も多いかと思いますが、自分のニーズを的確に伝えるならばエムスリーキャリアがおすすめです。私も、実際エムスリーキャリアで転職しましたが、連絡も早く、育児中でもスムーズに転職を進めることができました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
薬剤師の私も、扶養…税金、保険…と言われると曖昧な部分もありましたが、パートで働くことが決まり、徹底的に調べ尽くしました。
せっかく働くなら、損をしない働き方をしてほしいので、是非参考にしてみてください。
薬剤師免許があれば、パートでも派遣でも、世帯年収を支えてワンランクアップの生活を目指すことができます。扶養ばかりにとらわれず、扶養外も視野に入れて、幅広い就職活動をしてもらえたらと思います。