マルチアレルギーの息子と過ごす幸せな日々

薬剤師で、マルチアレルギーの息子を育てる1児の母です。アレルギー治療のため、肌にいいことや、食生活を徹底的に改善しています。育児が落ち着いてきたため、転職活動中です。

薬剤師伝授!薬局で買える病院と同じ花粉症の薬と選び方

花粉症の薬は、今や病院と同等のお薬が薬局で手に入るようになりました。忙しくて病院に行けない方などは必見です。

またそれぞれの薬の注意点も今回はちょっと本業なので本気を出して書いてみました。参考になることがあると思うので読んでみてもらえると嬉しいです!



【目次】
1. 花粉症の薬が効くメカニズムを知っておこう!

2. アレルギーの薬の選び方

3. 飲み薬

4. 目薬

5. 点鼻薬




1. 花粉症の薬が効くメカニズムとは?

これは前回のブログでも書いたのですが、
花粉などが体に入ると、邪魔なものが入ってきたとみなして体を守るために抗体というものをたくさん作り体を守る肥満細胞にくっついて次回に備えます。

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エリエール

再度花粉が入ってきたときに抗体は花粉とくっついて、【体の中に邪魔なものが来たよー】と認識して肥満細胞からヒスタミンというアレルギー物質を出します。このヒスタミンが目を痒くしたりくしゃみをしたりする原因となります。

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エリエール

よく抗ヒスタミン薬と箱にかかれているのは、このヒスタミンを効きにくくするための薬のことです。

くしゃみなどで邪魔なものを体から排除しようと働きかけるのですが花粉症はこれがつらい症状となります。



花粉症対策の基本としては、下の2つが重要となります。

1. 花粉を体にくっつけないこと
2. 抗体やヒスタミンを働かせないこと



2. アレルギーの薬の選び方


食べ物、ハウスダスト、ペット、花粉、アトピー
個々にアレルギー体質が違うように、アレルギーの薬も人によってこれがよく効く!というものがそれぞれ違います。

よく、どれが強いんですか?と聞かれるのですが…

確かに古くて副作用で眠くなるものほどよく効くと昔は言われることもあったのですが、そんなこともありません。
今は新しい薬もとてもよく改良されているので自分が一番効果を感じる薬というのがその方に一番よく効く薬と考えていいと思います。


1日1回の薬を選ぶか2回のものを選ぶか。

これは薬の成分が1日中効いてくれるのか、半日で切れてしまうのか、
もしくはそれ以上短くて3回飲まないといけないのか。といったところです。

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薬局業務ノート

ちょっと難しいですが、このグラフは血液中のお薬の濃度です。

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薬局ノート【少し編集】


この谷の部分でお薬が効かなくなってくるので飲むんですが、この間隔が1日何回必要なのかということが、成分によって違うんです。

しかし、花粉症の薬は数回飲むとほぼ定常状態といって、効果を発揮する濃度を維持してくれます。

たまに2回飲んだ方が気持ち的にも効果を感じる気がする…という方もいますが、1日1回でも2回でもしっかり定常状態に入っていれば効果は発揮されるのです。

つまり花粉症の薬の選び方は、飲み方ではなく自分に効果を期待できる薬を選ぶことが大事です。
どの薬もそうだろ?!と言われそうですが、特にアレルギーの薬は合う合わないが大きく効果を左右します。


3. 飲み薬

今はとてもたくさん出ているので特徴があってお勧めできる三種を紹介します。

【アレグラ】
病院でもらえるアレグラと同じです。
眠くなりにくいのが特徴です。お仕事や学校で眠くなると困るという方にはオススメです。

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【アレジオン】
こちらも病院でもらうアレジオンという薬と同じになります。アレグラと比べてやや眠気が出やすいですが、1日1回で効くこともありがたいです。
眠気を利用して寝る前などに飲むことで、鼻づまりで寝苦しい方にはいいかもしれません。

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漢方薬

漢方薬で鼻づまりを治したい!子供にも使いたい!自分で少し量を減らして調節したい!
そんな方にはこちらがおすすめです。

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4. 目薬



目薬としては、つけ方も大事です。
点眼したあとすぐに瞬きをするとせっかくの成分が流れてしまいますので、瞬きをせず目をつぶり目頭を軽く押さえることで効果をさらに期待できます。

また、充血を治す血管収縮薬が入っているものも市販には多くありますが医療用でアレルギーの目薬に複合されていることはまずありません。あまり高頻度につけると目によくないからです。
花粉症の薬は毎日使うものなので血管収縮の成分は含まれていないものをお勧めします。


【ザジテン点眼】
血管収縮成分フリーで、抗ヒスタミン成分配合。
目に優しい目薬です。

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5. 点鼻薬

こちらも点眼同様、血管収縮成分は含まれない方が望ましいです。

血管収縮薬は、どうしても鼻づまりがひどくて耐えられない!というときに使うのは問題ないですし、効果的なのですが。
毎日当たり前のように使ってしまうと逆に鼻づまりが悪化してしまうので要注意です。


ではどんな成分がおすすめかというと、花粉症にはステロイド配合剤が特におすすめです。

ステロイドと聞いて糖尿になるのでは?ふとるのでは?…さまざまな副作用の心配をされる方も多いですが、それは飲み薬の話です。

ステロイド点鼻薬は鼻の粘膜の表面で作用して全身にたくさんまわってしまうようなことはありません。

また、こちらの薬は症状がひどくなる前から早めに使い始めることが大切です。鼻づまりがひどくなると薬がうまく吸収されず効果が感じ取れなくなってしまうのです。


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どちらも医療用成分同等です。1週間くらい使い続けると効果を感じ始める方が多いです。すぐにはやめずに、しばらく使うことをおすすめします。



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