不妊治療を始めると、避けて通れないのが薬物治療となります。中でも多いのが、自己注射です。
今回は、不妊治療の流れと、自己注射を実際に行ってみて痛かったので、そのレポートをしたいと思います。
また、自己注射後の副作用についても触れますので、これから不妊治療をする方・採卵に向けて自己注射をする予定の方は、ぜひ参考にされてみてください。
1. 不妊治療の流れ
不妊治療には、人それぞれの流れがあると思います。私はたぶん、ごく一般的なスタートになっています。
夫婦で行くのは一回だけ
まずは、夫婦で性病検査などの血液検査を受けました。主人が来院するのは、たぶんこの一回だけになります。
性病検査は、今後精子や卵子を扱ってくれるときの職員さんのリスクを防ぐこともできます。しかし、これは自費…我が家は夫婦で30,000円ほどしました。
性病検査1週間後に精子検査
性病検査の結果は、約1週間ででます。そのときに、精子検査もします。精子検査は、約5000円です。
(今はコロナなので、自宅採取でタオルにくるんで持っていきました。)
性病検査のときには、卵子がどのくらいできそうかという予想が立てやすい項目も含まれていたそうで、診察の時に通常スケジュールでやりましょうと言われました。
2. 生理がスタート!注射もスタート!
生理が始まったら、クリニックへ
生理が始まったら、3日目からHMG注射を毎日します。採卵2〜3日前までずっと行います。
人によって、注射の種類は異なりますが、私の場合は、uFSH150とuFSH75を2つ合わせて、 uFSH225単位で毎日打つことになりました。
(uFSH150単位で、1回あたり6,120円です。高い…とりあえず5日後来院するため、 4回分で3,3000円となりました。)
自己注射か病院に通うか選択できる
注射は、自己注射か病院に通うか選択ができます。自己注射も、皮下注射なので、血管まで通さず簡単に行うことができます。
イメージとしては、つまんでできた皮下脂肪に打つ感じです。
私は、仕事もあるし、上の子もいるので、自己注射を迷わず選びました。
自己注射を選んだ場合には、病院で看護師さんから手技を教えてもらいます。
3. 自己注射を自宅で打ってみる
自己注射を作ってみる
私の自己注射は、生理食塩水1.5mlに薬の粉を溶かしていくというものになります。作り方は、そんなに難しくなく、注意するのは以下の3点くらいです。
・滅菌されている注射の先端や差し込み口は、下に置いたり触ったりしない
・薬を全部溶かす
・溶かした薬液を残さず注射器に吸い込ませる
自己注射を刺すときは痛い?
自己注射は、お腹を軽く摘んで出てきた皮下脂肪に向けて打ちます。角度は斜め30度と言われますが、針が長いのでほぼ水平なのでは?と思うぐらいの角度で入れました。
刺す時は、痛くないです!むしろ痛いと、他の部分に刺さってる可能性があります。
ちなみに、血管に刺さってしまった場合には、逆血とゆって、注射器に血が入ってくるのですぐわかります。
自己注射を注入すると痛い!!
いざ注入しようとすると、意外と硬くて注入ができない!しっかり押す必要があります。
そして、最初は冷たい!これがドラッグをやっている人たちが言う【冷たいやつ】の感覚か。。と思いながら打ちます。
そして、注入していく途中段階、マジで痛いです。間違ったところに刺したのでは?と思うぐらいの痛さです。
痛みを凌ぎながらもなんとか注入終了。
これから毎日打ち続けるのは、なんともつらい。
4. uFSH自己注射の副作用は?
uFSH自己注射の副作用は、ほてり・吐き気・注射部位の腫れ・頻尿・血栓症などさまざまあります。
薬剤師の端くれなので、uFSHについても、副作用をついつい意識してしまい、そこまで吐き気がないのに、副作用のせいだと思いこんで具合が悪くなります。
ちなみに、なんとなく気持ち悪い・かるいお腹の張りについては、注射してから3時間くらいから出てきました。ご飯は、食欲はないけれどなんでも食べることはできます。
続きもあるので是非参考にされてください。
まとめ
不妊治療では、注射や飲み薬、点鼻など人によって様々な薬を使います。今回は、スタンダードと言われるuFSHを使ったので、これから不妊治療に挑む方・自己注射をされる方の少しでも参考になればと思います。